TECHNICAL GUIDE
テクニカル・ガイド
■床張り
(イ)空練りモルタル張り工法
下地面にバサバサモルタルを敷き、その上にノロ(セメントペースト)を流しながらタイルをゴムハンマーなどで叩いて張ってゆく。

(ロ)圧着張り工法
モルタル下地をこしらえた後、下地に張り付けモルタルもしくは専用接着剤をくし目状に塗りつけゴムハンマーやヴィブラートを用いて張り付ける。

■内装床乾式工法
合板下地に対して、有機系接着剤を用いてタイルを張付け、目地部には樹脂系の目地材で、目地詰め施工する乾式工法です。下図の各床構成において、厚さ12mmの捨貼り合板を長さ38mm以上のスクリュー釘(約300mmピッチ)で敷設後、指定の接着剤を合板全面に2〜3mmの厚さにこすり付けるように塗布した後、市販の5mmの櫛目ごてを用いて、余分な接着剤を掻き取るように櫛目を立てます。塗布後すぐにハイテック・ストーンを裏面全体に接着剤が行き渡るように十分に叩いて押さえつけます。接着剤が硬化するまで、1日養生後、指定の目地材を目地詰めする。目地詰め終了後、タイルを表面清掃し、1日以上養生を行って施工終了です。
①タイル床暖房

②タイル床暖房なし

③指定施工材
接着剤:ハイテックボンド(1液型ウレタン樹脂系)3kg アルミパック 目地材:ハイテックメジ(アクリルエマルジョン、無機粉体)目地2kg+混和剤セット
■弾性接着剤張り工法(~300角まで)
外装壁施工においては、弾性接着剤張り工法をお勧めいたします。
また、300角を越える大型タイルで、内装壁施工される時も弾性接着剤張り工法をお勧めします。精度の出た平坦なモルタル下地の上に、弾性接着剤を5mmの櫛目鏝で塗布後、タイルを張り付けていく工法です。塗布面の接着剤を平滑仕上げにすることで、オープン目地とすることも可能です。
●モルタル下地

■弾性接着剤張り工法(400~600角)
精度の出た平坦なモルタル下地の上に、タイル裏面にビード状に弾性接着剤を塗布後、押し付けながら貼り付けていく工法です。下地にはあらかじめタイル割りに合わせ、自重受け金物を取り付けておきます。塗布ピッチは100〜120mm、接着剤高さは10mm程度としてください。
●モルタル下地

■外壁乾式免震工法
躯体にアンカーを打ち込みファスナーを取り付ける。
工場加工によりタイルと一体化されたブランケットを取り付ける。弾性ボンドにより面外調整を行い、最後にブランケットに取り付けてある六角ボルトでレベルを調整する。ALC、又は押し出し成型セメント板にはファスナー取り付け専用金具があり、同様に取り付ける事ができる。


目地施工に際し、タイルの表面に目地材が付着し、汚れが無いかを確認してから施工してください。
(特殊顔料が混入している目地材は汚れが出るおそれがあります。
共色目地をお勧めいたします。)
■ハイテック・ストーンの加工要領
加工名称 | 加工図 |
切断加工 | ![]() |
面取り加工 | ![]() |
ノンスリップ加工 | ![]() |
ヨド加工 | ![]() |
トメ加工 | ![]() |
R加工 | ![]() |
スロープ加工 | ![]() |
コーナー加工 | ![]() |